おじいちゃんおばあちゃんになっても
おうちおやこドロップスのクリキンディです。
夫と付き合い始めてすぐの頃、
ふたりでドライブ中のことです。
街中で信号が赤になったので
一番前でとまっていました。
横断歩道を老夫婦がゆっくりと渡ろうとしていました。
お婆さんの方が足が良くないのか
おじいさんが手を繋いでお婆さんを気遣いながら
歩幅を合わせて歩いていました。
その場面を彼とふたり、
時が止まったように見入ってしまいました。
おじいさんの優しさと
それを受け入れているお婆さんの
ふたりのあり方に心がほんわりあたたかくなった気がしました。
無事に横断歩道を渡り終わったふたりに
視線を引っ張られながらも
彼は車を進めました。
「さっきの老夫婦見た？」
私が聞くと、
「うん、いいよね。」
と彼。
「あんなふたりになりたいね。」
私も全く同じこと考えてたんです。
おじいちゃんおばあちゃんになっても
ずっと手を繋いでいようね。
これが私たちの合言葉になりました。
ちょこっとしたケンカの時は、
「ねえ、おじいちゃんおばあちゃんになっても
ずっと手を繋ぐんでしょ？
だったら仲直りしようよ。」
という感じで、
毎回握手をして仲直りしていました。
ケンカをしても仲直りすればいいんです。
ケンカは悪いことじゃない。
気持ちをうまく伝えられないだけ。
もっともっと仲良くなるためにケンカするんだというくらいの気持ちで
ケンカを恐れず嫌わず
これからも手を繋いでいけたらいいなと思っています。
それでは、今日もひとしずく。。。
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